右手の薬指、小指が動きづらいコンディションながら熱いパフォーマンスに心打たれました。
特に3日目、渋谷AXでのTARKUSは面白かった!
途中往年のハイゲインサウンドが飛び出したんです。
どうやらゴフさんがカスタマイズしたHAMMOND C-3は内部にオーバードライブ用真空管プリアンプを仕込んであった様で、スイッチ1つでサウンドを変化させれるんですね。
70年代はハイワットのベースアンプとレスリー122を並列に繋ぎフルボリュームで鳴らしあのサウンドを作っていたそうですが、現在はカスタマイズしたC-3のみで可能という事なのでしょう。
他、詳細なレビューは重鎮方がやっているので割愛させて下さい(^^;
そんな素敵なHAMMONDサウンドに溺れすぎたのか、私・・・
ついにHAMMOND XK-3C買っちゃいましたw
KORG CX3(売却済)に始まり、Roland VK8M、そして今回とうとうHAMMONDブランドへ辿り着きました。
最初からHAMMONDに行ければ一番良かったのですが、数年前までHAMMONDの復刻版はPCM音源がベースの同時発音32Voice程度というイマイチな性能だったので食指が動かなかった・・・VK8Mのアンプモデリングが素晴らしすぎたというのもあります。
今回購入したXK3Cは2007年の暮れにリリースされた物ですが、PCMベースながら96枚のトーンホイールをPCMで常時発音状態にし、実機同様全鍵発音を実現したモデルです。
前機種のXK3に比べ、真空管2本の内1本を違う特性の物へ変更し、内部回路も一新し、よりハードな歪みを得る事が出来るようになりました。
他にもVK8シリーズでは既に実現済みだったパーカッションのリチャージタイムとコーラス/ビブラートの上下鍵盤独立設定等、痒いところに手が届くバージョンアップとなっています。
早速、自分好みの設定へ追い込んだHAMMOND XK3CにスプリングリバーブVestaFire RV-11を接続。
これがメチャクチャ良かったんです!
One and Only LoveのボーカルトラックをOFFにして聴き比べしてみました。
■元はこちら
■VK8Mで演奏 (ボーカルトラックOFF)
■XK3Cで演奏 (ボーカルトラックOFF)
音量はなるべく同じにしたつもりです。
ただXK3Cが素で抜ける音なのでXK3CのみCubaseのEQを切りました。
36秒以降、minimoog Voyagerとユニゾンになるのですが、XK3Cは音圧負けしてませんね。
更に、
■XK3Cのみを適当に鳴らしてみました。
本体揺すってバネの擦れる現象、いわゆるスプリングショックもやってます。
XK3C自体にセンドリターンが付いているので、そこにスプリングリバーブを繋いでいます。
チューブプリとレスリーシュミレーターの間にインサートされるので中々味のある音になってくれました。
欲を言うとチューブプリの前にインサートできればショック音にオーバードライブを付加出来たんですけどね。実に惜しい。
■XK3Cのドローバー”4フィート”だけ出したサウンド。
VK8Mだとここまでクッキリ前にこないんですよ。
これもスプリングリバーブ多目に乗せてます。
本物のチューブプリアンプが生み出すオーバードライブ+本物のスプリングリバーブ。
この組み合わせは麻薬に等しいですね!