最近周囲ではMIDIコントローラを使ったDJプレイが流行している様子。
私もDJ用では無いものの、ソフトシンセのリアルタイムエディット・レコーディング用にM-AUDIO Evolution X-Sessionを使っています。
相場5千円程度の安物ながら専用エディターを使えばボタンへのエクスクルージブ割付も可能な上、コントローラー部と独立同時使用も出来る1系統MIDIインターフェイス機能も持っています。
更にはAbleton LiveとArturia Storm、TORAKTOR DJも付属する素敵さ。
スライドバーはスッカスカで最悪ですけどね(^^;
そんなUSB機器ですが、最近種類も増えに増え、皆様も大量のUSB機器を使用してらっしゃると思います。
USB接続端子の数はハブを使用すれば増やせますが、限りあるバス帯域・バス電源には配慮が必要です。
特にMIDIやAUDIOをUSBを介して使用する場合は注意が必要ですよね。
こっちに移行する前mixi日記で触れた内容なんですが、
スタインバーグジャパンのサポートさんに教えて頂いた内容が今も大変役立っているのでブログに記録しておこうと思います。
以下MIDEX-8購入前、Steinbergが質問に答えてくれた内容をまとめてみました。
1台のパソコンでMIDEX-8を何台まで同時使用可能か
1台のMIDEX-8は1本のUSBバスの帯域幅全体の約21%を消費。
USBの仕様による理論的には、USBバスごとに最大127台のUSBデバイスとデータの送受信が行えるはずですが、実際にはMIDEX-8のような出力データの多いデバイスを使用すると、同時使用可能な台数はもっと少なくなります。
使用環境により、独自に電源供給されたUSBハブを経由してUSBバスごとに最大で4台のMIDEX-8を利用できます。5台以上を同時に使用したい場合は別のUSBバス(USBポート)と、必要に応じて別のUSBハブをご利用ください。
USBハブを介したの接続の際の注意
基本的に可能。
MIDEX-8をバス電源供給型のハブに接続した場合は、外部電源から各MIDEX-8 に電力を供給しなければならない。
バス電源供給型のハブは、必要な電力をコンピュータのUSBバスのみから得ます。USBの仕様によれば、この型のハブの出力は最大100mAを供給できるようになっていますが、これでは MIDEX-8 を動作させるには不十分。
MIDEX-8を自己電源供給型のハブに接続した場合は、外部電源は不要。
またMIDEX 8にはACアダプターがついていないので注意。
ACアダプターは、仕様を満たしていれば何処のメーカーのモノでも使用可能。
まとめ
バス電源はなんとかなるものの、接続USB機器のバス帯域幅合計値に注意が必要という事ですね。
MIDEX-8は8in8outという仕様の為1本のUSBバス帯域幅全体の約21%を必要としてますが、4in4outのMIDIインターフェイスやUSB付きMIDIキーボード等はもう少し消費が少ないでしょう。
皆様の環境では大丈夫でしょうか?
帯域が原因でMIDIがモタったり不具合を起こす事も考えられますのでご注意下さいませ。
ちなみに我が家で常時帯域を使うUSB機器は…
- M-AUDIO Evolution X-Session
- M-AUDIO MIDISPORT 2×2
- M-AUDIO MIDISPORT 4×4
- Steinberg MIDEX-8
- KORG MS-20 Controller
- Usb Dongle
- Mouse
この位なら合計100%は行かない気もします。
マニュアルに使用帯域量が記載されて無い物があるので、一応PCIにUSB2.0ボードを1枚追加しています。あまり神経質になる必要はありませんが、コピープロテクト用のドングルはハブに繋ぐと不具合が出る事があるもんですから(^^;