フラッシュメモリドライブは大容量サンプルライブラリの救世主となるか?【SSD】

最近、KontaktやEAST WEST PLAY用大容量ライブラリに最適だと巷で騒がれているSSDことSolid State Drive。
実験的に取り付けてみましたので アバウトな 使用感をご報告。検証とか大それたものじゃありませんので内容薄いです(^^;

結論を先に・・・

『 大変素晴らしゅうございます! 』
間違いなく音楽PCのスタンダードです。

この快適さを知ったらHDDに戻れません!

恵安 K-SSD120S-VIM実験に使ったSSDはこちら。
恵安 K-SSD120S-VIM
120ギガ(MLCタイプ)のSSDです。
※3.5インチベイ用の下駄を履かせています。

まず、Kontakt3からの読込がとにかく爆速で、えっ?ってなりましたw
メモリプリロードはRAM上展開量を最小にしたスパルタンな設定です。
Kontakt3 DFD設定
この設定のままEAST WEST Boesendorfer 290のマルチプログラム「Dry+ pedal resonance.nkm」をロード。発音数を50+50へ変更し弾きまくってみましたがまったくプチりません。
ssd_piano
100音程度じゃGIGASTUDIOに笑われるという事で・・・流石に無理だろうと思ったEAST WEST Quantum Leap Symphonic ChoirsのWordBuilderモード。
なんとこちらも余裕のストリーミング!
今迄は他をフリーズし単独起動で再生させていたのですが、その必要は無くなったようです。

ROMカセットのような高速転送っぷりに大満足です。
今回の場合、Readストリーミングという用途に限定され、Writeが発生しない事もあってか、MLCタイプのSSDで発生すると言われるプチフリーズ現象には未だ遭遇していません。

何と言っても稼動部分が無いので無音、熱もほとんど無し、振動無し、振動にも強い、電力消費1/2と、楽器の為にあるかのようなSSD。
今まで鍵盤を叩くたびに磁気ヘッドが動きまくっていたHDDに比べると精神衛生上この上無い安心感も獲得。

今年中には更なる低価格化が進むと予想されますので、大容量サンプル置き場としてSSDはスタンダートになると思います。
SSDにライブラリ入れて売り出すとかありそうですよね。
正直ここまで別世界の快適さが待っていたとは思いませんでした。
最後にお約束のベンチも。
ベンチマーク SSD 恵安 K-SSD120S-VIM
右が今回のSSD、左は今までサンプルライブラリを置いていた
Seagate ST3250820AS (250G SATA300 7200)
となっています。
4kの部分だけで考えると(乱暴ではありますが・・・)約35倍速。
今まで100ボイス同時発音していたとすると、3500ボイスまで転送出来る事に・・・一定条件下の理論値でしかありませんが、別世界の速さは伊達じゃ無いという事でしょう。

さらに長時間且つハードに使ったレポ等、今後気が付いた所があればレポートするかもしれませんが、とりあえずここまでとさせて頂きますm(__)m