本家がProphet-5復刻!お値段38万円~!デスクトップ版も出る?

本家がProphet-5 Rev4の発売を発表。出荷は11月より。

Rev1、Rev2、Rev3を選択できるスイッチ、ベロシティ、アフタータッチにも対応。
Vintageノブによりボイスごとのバラつきも再現。
10Voice版Prophet-10もラインナップ。

公式ページ
https://www.sequential.com/product/prophet-5

オリジナルに忠実 ― もうビンテージはいらない?

VCOやVCFチップはオリジナル同様の物を実装。
オシレーターはCEM3340チップ。
Rev1/2フィルターはDave Rossumが設計した新2140チップ。(2040の最新版)
Rev3フィルターはCEM3320。
安心・信頼の本物です。

お値段はなんと38万円~というリーズナブルっぷり!

本国アメリカではこんな価格。
Prophet-5 :384,581円
Prophet-10:472,510円
※reverb.com 10/02時点の表示より

日本での販売価格は今現在不明ですが、内外価格差が少ないことを祈るばかり。

ちなみに海を渡ったイギリス、ドイツもVAT(税)を除くと毎回本国アメリカと同じ販売価格です。

デスクトップ版も出る?

スペックなどは公式ページを初め各WEB媒体で既に語りつくされてますので置いておいて…、ティザー動画の下記シーンに注目です。

写真:Prophet-5のロジックボード

表面実装基板には横並びのCEM3340チップが確認できます。
なんといってもその集積度!このサイズ感はデスクトップ版の発売を意識しているとしか思えませんね。期待できそう。

黒いオスのコネクターも見えますが、10Voice版のProphet-10ではここにボイスボードを二階建てに取り付けるという感じなのかもしれません。

また、Rev1~Rev3でクソ重かった鉄の底板が見直しされたのか、回路の集積による所が大きいのか、本体重量が14.06 kgと軽量化。地味に嬉しい。

【追記】
デスクトップ版の発売も予定されていました!→ シリーズ比較表PDF

末永く使う機種だから気になる修理の事

Prophet-6で採用されたDIMMスロットによるボイスカード形式は今回見送られている様子。
Prophet-5の場合、ボイスカード故障による本国送付はボイスボードごととなりますが、この大きさなら国際送付コストは気にならないかなと。

Sequentialはボイスカードのみの送付で修理受け付けてくれたり、かなり良心的なので、保証期間後での故障や並行品でも一定の安心感があるのが良い所。

参考写真:Prophet-6のDIMMボイスカード