ちょっと記事のアップが遅れてしまいましたが、8月21日はシンセサイザーの生みの親、モーグ博士の命日でした。
そして2006年8月21日「ボブ・モーグ記念財団」が設立されたそうです。
Bob Moog Memorial Foundation for Electronic Music
当サイトを見て頂ければ丸解かりでしょうが、私はELPが好きです。
洋楽・邦楽、シンセ有り無し関わらず様々ジャンルを聴いてはいますが、その根幹ではELP、Emersonのような音を追い求めています。
去年、こんなエピソードもありました。
Keith Emersonバンド来日公演、会場全体に共鳴する地響きの様なラッキーマンのMOOGソロを終えたEmersonが天を仰ぎ、「博士、聞えたかい?」と一言。
更にアンコール前、ステージに投じられた花束をEmersonはそっとMOOGへ具えました。
ライブ会場で涙ぐんだのは初めてです。見渡せばウルウルしている人、肩を震わせる人まで見受けられました。
博士の残した遺産はMOOGシリーズのみならず、ソフトシンセ、はたまた携帯電話の中まで、身近な場所でも息づいています。
私はプロじゃありませんが、博士がシンセを作らなければ、自分の人生の大半はごく平凡な物となっていたでしょう。(他の趣味見つけていたのだろうか?)
シンセを通じて得た様々な人・モノとの出会い。かけがえのない情緒として刻まれています。
博士が他界された時、いてもたってもいられず入手したminimoog.Voyagerは、一生の宝物です。
博士に届くサウンドが創れると良いな…