A-DATの開発で一躍有名になった会社。
以前はクオドラバーブ等で人気だったが最近ではシンセの開発も活発。
QSシリーズにはエマーソン監修のプリセットが多数含まれている。
又、エマーソンはQS-8の鍵盤タッチを大変気に入っており、ELP 96年ワールドツアー、
98年アメリカツアーでマスターとして使用。
official WWW Homepage → http://www.alesis.com/
D4
☆音源方式
PCM音源 48kHz
☆同時発音数
12ボイス
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
エフェクトは内蔵されていませんが、サンプル自体に含まれています。
Wet〜Dryまで1サンプルに付き3パターンのリバーブを選べたりします。
☆内蔵波形、プリセットの傾向
キック99個、スネア99個、シンバル55個、タム92個、パーカッション76個、FX音80個。
各個数には上記したエフェクトバリエーションも含みますので、実際は1/3位ですね。
TR808やTR909等 テクノ系はほとんど無し、ロック向きです。
☆エディットの自由度と可能性
シンセのようなエディットは出来ません、パン、ボリュームのみ。
☆拡張性
無し。しかし12のアコースティクトリガーインプットが付いてます。
☆あなたにとっての長所
外部エフェクト等処理無しで「それなり」の音が出る、しかも立つんですよ!
便利
☆あなたにとっての短所
やはり808系の音が皆無なのはヤバイですね、まぁ発売が古いから・・・。
☆その他特記事項
実はR-8 か R-70 を買うつもりだったのですが、
当時「えちごや」の店内で某プロ・キーボーティストの方に会い、
相談したところ、D4を進められたんです。
QS-8
☆音源方式
PCM音源 48kHz
☆同時発音数
64ボイス(最大)
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
4系統(クアドラバーブ2相当)
☆内蔵波形、プリセットの傾向
1.キースエマーソンのクレジットの入ったプリセット多数あり。
しかし再現性は60点。なぜ?
2.べーゼンドルファーのコンサートグランドをステレオサンプリング
したサンプルが入っている。一音一音がとても長く、鍵盤を押さえ
続けているとピアノの胴鳴り共鳴が残る。音自体はブライト過ぎる
が、感触はとてもリアル。もっとフィルターが使えるものだったら、、、
3.「TAPESTRINGS」というメロトロンの内臓波形あり。
本物をじっくり弾いたことはないので自信はないがいい感じ、、、
4.全般に音色はブライトで、他のアレシス製品同様、抜けがよい。
☆エディットの自由度と可能性
1.エディットの機能(マルチモジュレーションマトリクス)のコン
セプト自体は非常にフレキシブルで秀逸なものであるが、肝心の
コントロールされる側であるシンセサイズ機能自体が貧弱。
「レゾナンスのない効きの悪いフィルター」「デプスカーブの癖の
あるLFO」など。
☆拡張性
1.PCMCIAスロット2基搭載。
2.パソコンと接続により、プレイバックサンプラーとして機能する。
3.ADATオプティカルコネクタ装備。ADATフォーマット機器に
ダイレクトアウト可能。
☆あなたにとっての長所
1.キータッチ。ヤマハピアノで育った私にとってはそれに次ぐピアノ
鍵盤。音源エディットに関しては「20万強出してこれか、、」と
失望させられたが、鍵盤だけでも十分納得のゆく買い物であった。
ちょっと軽いが「カコンと行ってぴたっと戻る」タイプで、ローランド系
を好む方には不向き。かな、、
2.キースエマーソンが実際に使用している
☆あなたにとっての短所
1.拡張性の項を参照
2.重さに対して、ねじり剛性が足りない。その証拠に運ぶとき
明らかにねじれている(笑)
3.購入後、定価が大幅に上がったが、実勢価格は下がった。
☆その他特記事項
1.キースエマーソンのデモ曲(タルカス、ヒナステラ系)が聴ける。
ミディ出力は残念ながらなし。他にもエリクノーランダの物や、
テクノ系の曲が入っているが、プロっぽいのはエマソンののみ。
☆投稿して下さった方
3630 COMPRESSOR
☆音源方式
なし
☆同時発音数
なし
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
コンプレッサ + ゲート + リミッター
ステレオ対応
☆内蔵波形、プリセットの傾向
巷でいう「下品な感じ」にはあまり向かないコンプ。
☆エディットの自由度と可能性
モノコンプ2台分(A+B)なので、Syn->A->Bという2段構えでコンプをかけるという裏技も可能。
スイッチ1つで「モノ」と「ステレオ」のモードが切り替えられる。
☆拡張性
なし
☆あなたにとっての長所
お手軽価格だったこと(苦笑)
あと、キース・エマーソンが使ってること(苦笑)
☆あなたにとっての短所
アナログ処理に限界を感じてます。
やはり、デジタルI/Oを付けるべきでしょう...。
☆その他特記事項
同社のQS-Rとペアで使ってます(シンセ系の音のとき)。
良いです。
☆投稿して下さった方
QS-R
☆音源方式
PCM音源 48kHz
☆同時発音数
64音ポリ
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
4系統(クアドラバーブ2相当)
☆内蔵波形、プリセットの傾向
クラシック系の音が良い(多少太めですが)!
しかし、シンセ系の音は若干細い(というか奇麗すぎる)。
☆エディットの自由度と可能性
全くダメ。マックと繋いでエディタで加工という感じ。
音色選ぶのも一苦労です。
☆拡張性
PCMCIAスロット2基及びシリアルポート搭載。
5VのPCMCIAカードに限ってデータバックアップ及び
プレイバックサンプラー機能用ストレージとして使用可能。
ただし、8Mまでしか対応していないのは貧弱。
他に、ADAT対応デジタルアウトを装備。
☆あなたにとっての長所
音が素晴らしく良いこと(クラシック系)。
キース・エマーソンが使ってること(こればっか)。
他のエンソなどの機材に比べて発熱が少なく、モジュール自体も小さいのは特筆でしょ。
☆あなたにとっての短所
プレイバックサンプラになるハズなのですが、データ転送中に
エラー起こしまくりで未だにその機能は使えてません...(泣)。
あと、音色をもっと選びやすくしてくれ〜!
☆その他特記事項
やはり、QS-8などの鍵盤付きが欲しくなってしまう。
ちなみに、VintageSyntheカード付きで9万弱で購入した。
☆投稿して下さった方
VintageSynth (Sound card for QuadraSynth & QS Series)
☆音源方式
PCM音源 48kHz
☆同時発音数
使う機種に依存
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
使う機種に依存
☆内蔵波形、プリセットの傾向
アナログシンセ(オーバーハイム、ムーグ、GX-1系)
と、リズムボックス(アナログシンセで作ったものも含む)
キース・エマーソン系音色も含む。ただ細い。
☆エディットの自由度と可能性
全くダメ。マックと繋いでエディタで加工という感じ。
☆拡張性
使う機種に依存
☆あなたにとっての長所
キース・エマーソンの波形が入っていること。
☆あなたにとっての短所
別に無くても良かった(苦笑)
☆その他特記事項
え〜、ダンス系のリズムループが入ってるカードとか、
オーケストラのカードの方が絶対に価値あります。ハイ。保証します(苦笑)。
☆投稿して下さった方
DM5
☆音源方式
PCM音源 48kHz 18bit DAC
☆同時発音数
16ボイス
☆内蔵エフェクトの性能と傾向
無し。
D4と違いエフェクト処理済みのバリエーションは皆無。
その分、音そのもののバリエーションが有り御得。
☆内蔵波形、プリセットの傾向
D4とDM5の内蔵波形を比べると、
DM4 : キック99個、スネア099個、ハット&シンバル55個、タム92個、パーカッション076個、FX音80個。
DM5 : キック95個、スネア117個、ハット&シンバル70個、タム71個、パーカッション114個、FX音64個、
ランダム*16個。
キック、タム、FXが減っていますが、D4はエフェクトの深さによるバリエーション(掛録波形)も
カウントしているので実際重宝するバリエーションは増加しています。
D4にほとんど収録されなかったTR808やTR909等 テクノ系がDM5では盛り沢山! 全体のほぼ半数をしめています。
音質的にD4と完全に別物。ローランドっぽいアタックが特徴ですが細くはありません。
D4は音色全体が抜けましたがDM5はアタックから減衰するまでがリアルなので野太さは弱く感じます。
*ランダムとはハット、スネア等々、似た波形をランダムに発音させる機能。本物っぽくなりますよ!
☆エディットの自由度と可能性
音色そのもののエディットは出来ません。
波形を選び、ドラムセットを組み上げます。
☆拡張性
無し。しかし12のアコースティクトリガーインプット付き。
☆あなたにとっての長所
今どきの音、空気の振動が伝わるほどの迫力が有る。
とにかくシンセっぽくないリアル・サウンド。
☆あなたにとっての短所
迫力が有る分、雑な太さが無くなってしまった。
アタックの抜けが良いのでごまかしがきかなくなった(^-^;)
アウトプット・レベルがD4より若干低いようだ。
☆その他特記事項
某MLの某御方より譲って頂きました。有難うございます〜!