1974年頃、トム・オーバーハイム氏によりOberheim Electronics社創業。
シンセ発表前は"Maestro"というブランド名でフィルターゃリングモジュレーターを販売していた。
74年発表の「SEM Module」より有名になり、79年には「OB-X」も発表。
しかし、85年5月に会社は倒産、Oberheim/ECCとして建て直すが、89年Gibson社に吸収される。


Matrix-1000

☆音源方式
Matrix-6と同等(としか書いてない...)
Matrix-6 = DCO採用のアナログ音源だそうです。

☆同時発音数
6ボイス

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
内蔵していないので割愛。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
RAMのサウンド200、ROMのサウンド800と
名前の通り1000ものプリセットが存在するため、全てのプリセットを確認することは困難。
但しアナログモジュールなので、似たような(失礼!)音は多い。
どこで使うのか全く不明の効果音もある。PCMのような音は期待しないこと。
モノラルです。

☆エディットの自由度と可能性
RAMの200サウンドについて、Matrix-6とMIDI接続して編集可能。
また、Matrix-6/1000対応のエディタを使用することでパソコンでの編集も可能。

☆拡張性
無いので割愛。

☆あなたにとっての長所
ユニゾンモードで厚みのあるリードが使えること。
最近の物理音源と比べると「?」ではあるが...。ユーロビートでもその効果を発揮。
アナログモジュールがこの価格で買えること。さらに安定している。

☆あなたにとっての短所
重い。(これはライブ思考の方には重要な要素である。)
プリセットが死ぬほどあるので、欲しい音になかなか当たらない。
不要と思われるプリセットも多い。
エディットにはMatrix-6または専用のエディタが必要であるため、単体でのエディットは不可能である。
多少MIDIの遅れが気になる。

☆その他特記事項
結局のところ、音色エディタは必須でしょう。

☆投稿して下さった方


XP-1 "Xpander"

☆音源方式
アナログ

☆同時発音数
6声

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
無し。あっ、でも元来ピッチが不安定だから、自然にコーラスかかる!

☆内蔵波形、プリセットの傾向
三角波、鋸波、パルス波(PWM)

☆エディットの自由度と可能性
マトリックス・モジュレーションでパッチ・シンセ並み!
操作系は、いわゆるアナログとは違うが、三つも有る蛍光管表示に助けられて、まだ楽な方

☆拡張性
MIDI受信可能メッセージ種数は多い。
CV/GATE もヴォイス毎に送信できて、しかもMIDIを受信してCV出力できる。

☆あなたにとっての長所
メモリー可能なマトリックス・モジュレーションは凄まじい。
LFO が5基もあったりするので、それらを FM 音源で言うところのオペレーターに見立てて、
LFO 同士でアルゴリズム組んで、周波数変調や振幅変調をかけることができる。
4基のトラッキング・プロセッサー等、自由度の高いモジュールの組み合わせが可能。

フィルター一つ見ても様々な肩特性のものが組み合わせで用意されており、フェイザーになるものもあり多彩。
CV-MIDI 変換も良い。なんせ私の機材の三分の二は MIDI に対応して無いので!
モジュールだが据置型なので、かえってエディットしても手が疲れない。
意外にリアパネルが、かっこいい。

☆あなたにとっての短所
MIDI でピッチベンドかけると、操作子を動かしつづけない限り値がゼロに戻る!
ベンドアップしてホールドするような奏法をすると、ホールドに入るや否や、突如としてピッチが元に戻る。

マルチティンバー駆動できるが6声ではね。
むしろ発想かえて複雑なレイヤーやスプリットができる、くらいに考えたほうがよい。

フィルターを閉じても抜ける良い音してるのに、プリセットからは、そうは感じられにくい。

☆その他特記事項
ROM version にもよるらしいが、
サービスモードに入ってディスプレイチェック機能を駆動すると、クリスマス・ツリーなんかより、ずっと楽しい。

ある日、オシレーターが1基だけ「ぱぁ」になって、5音ポリになった。でも暫くすると自然治癒して6声に戻った!!!

☆投稿して下さった方


OB-Mx

☆音源方式
VCO2基

☆同時発音数
デフォルトで 2ポリ(12まで拡張可能)

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
なし

☆内蔵波形、プリセットの傾向
三角波、鋸波、矩形波(PWM)

☆エディットの自由度と可能性
ムーグとオーバーハイムのフィルターを持っている。
2基のVCOをそれぞれのフィルターにアサインし、
あたかもムーグとオーバーハイムを同時に鳴らしているかのような贅沢な動作が可能。
(あたかもっていうか、そのものなんだけどね、ムーグとオーバーハイム一個づつ持ってるのと同じだから)

☆拡張性
カードの増設により、最大12ポリまで同時発音可能。
でも、確かカード一枚8万ぐらい・・高けえ!
12ポリを一音づつデチューンかけてユニゾンさせると、
「エルドン」のBIG MOOGみたいになるかも。
あと、MIDI端子標準装備。
サウンド出力は、ステレオミックスと、カードの数分のパラアウト。

☆あなたにとっての長所
MIDIで操作できる!!!
って、最近のアナログじゃ珍しくないか。
操作系がデジタルなので、チューニングもボタン一発。
オーディオ系統の回路に高品位のパーツを使ってるみたい。
だから、ローノイズ。クリアな音質。

☆あなたにとっての短所
一応ユーザーメモリが126音分あるんだけど、カードで増設できたらなあ。
操作系がデジタルなのだが、リアルタイムでのフィルター操作(ツマミぐりぐり)にややタイムラグがある。
ライブには不向きか?

☆その他特記事項
買った時は、なぜかヘッドフォン端子の配線が、
内部で外れていた。何故???(笑)

☆投稿して下さった方


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