SEQUENCIAL社デイブ・スミスにより設計されたPROPHETシリーズ。
特にPROPHET5は世界で初めてマイクロプロセッサを使用したシンセであり、
初めてアナログ回路を完全にデジタル制御したシンセサイザーだった。
88年秋YAMAHAに買収されてからデイブはYAMHA、KORGを渡り歩き
ベクトルシンセ後継機の数々を世に送り出している。


PROPHET5

☆音源方式
アナログ

☆同時発音数
5ボイス

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
.

☆内蔵波形、プリセットの傾向
矩形波・ノコギリ波・三角

☆エディットの自由度と可能性
なんといってもポリモジュレーションとSYNC。

☆拡張性
メモリーやMIDIのアップデートは出来るものもある。

☆あなたにとっての長所
とにかくP5の音が出るだけでうれしい。YMO好きにはたまらない。

☆あなたにとっての短所
REV2はメモリーの音を直接いじれないので不便。維持が大変。

☆その他特記事項
REV2とREV3ではフィルターのICが違うので音の傾交が異なる。
REV2はSSMでポールのずれた感じの太い音で、REV3はCESで繊細でまとまった感じ。
どちらが好きかは好み。私はSSM派。
ちなみに、当然ながらREV2よりREV3の方が安定している。

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Pro-One

☆音源方式
アナログ(VCO)。
一般にはプロ5(prophet-5)の単音版と思われているが、必ずしもそれにとどまらない(後述)。

☆同時発音数
モノフォニック

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
無い

☆内蔵波形、プリセットの傾向
鋸波、三角波、矩形波(PWM)

☆エディットの自由度と可能性
プロ5より変態なポリ・モジュレーション可能。
操作性は無論アナログで、ぐりんぐりん。
ただし寿命の長そうに無いトグル・スイッチ多用の為、経年変化に弱く、接点がイカレぽんちになる事しばしば。
このへんは、プロ5のLED内蔵スイッチのほうが、いくぶんまし。

☆拡張性
CV/GATE 入出力、外部音声入力と、豊かにサポート!

☆あなたにとっての長所
小さい。軽くて場所もとらない。これは実は凄い有利。

気のせいか、オシレーターの音はプロ5より太い。ヴォリューム・ツマミを、
半分から上に回した事が無い(それだけ出力がデカい)。
プロ5が勝てるのは、ユニゾン・モードにしたときだけ! 
そうかいっそ和音で幽玄なる世界をかもし出す以外に、プロ5に勝ち目は無い。
ハワード・ジョーンズも愛用したシンベの音などは、これまた実に粘り気あふれるレゾナンスとあいまって唯一無比。

シーケンサーも内蔵。打込んだフレーズをループ再生させたり、それを鍵盤でリアルタイムに転調できるので、
あっというまに1人タンジェリンが出来る。
ヴァンゲリスの「螺旋」なんてお手のもの。プログレ・テクノな私にとって、これはもうむちゃくちゃ嬉しくなる機能。

☆あなたにとっての短所
そのシーケンサー、記憶容量は40ノートのみ! しかも一音でも超過すると、
それまでに打込んだ全てが「ぱぁ」になる! なんと男らしい!!!
どれだけあたしゃ泣かされた事か。

鍵盤の接点不良に対する弱さは、プロ5ともども最低。

☆その他特記事項
こいつのシンベには全幅の信頼をおいています。
ミニモーグとならぶ、最強のモノシンセの一つと言って、過言で無いでしょう。

ところで、中の基板に、回路と関係なくキノコの絵が書いてあるのは、なんで??

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