FM音源搭載のDX-7を開発した会社。創業100年を超える歴史は伊達じゃありません。
キース・エマーソン御用達GX-1、エディ・ジョブソン愛用CS-80等、名機多し。
最近は、米スタンフォード大学と"SONDIUS-XG"(物理モデル関連)特許を獲得。

official WWW Homepage → http://www.yamaha.co.jp/


SY-99

☆音源方式
PCM音源(AWM)+FM音源 最高48kHz

☆同時発音数
32ボイス (AWM16+AFM16)

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
独立2系統 63プログラム
SY-77を踏まえながらバージョン・アップ

☆内蔵波形、プリセットの傾向
8メガバイト、SY-77から一新された267ウェーブ内蔵。
自然楽器からシンセ系までバランス良く並んでいます・・・後半の波形が意味不明?。
「エンペラー」というプリセットが激インパクト。AWM使用の音はハイファイな感じ。
一方AFMを使用した音はDXの模倣だけに留まらず、アナログ・シンセ・シュミレートの域に達する。
ポルタメントとフィルターの美しい「LUCKY」等、Moogのパクリも楽しめます。

☆エディットの自由度と可能性
かなり細かく設定できる「動くPAN」が印象的。アンビエント系には無敵ですね。
さらにAFMにはポリ・ポルタメントも効きます。
フィルターはYAMAHAらしい癖が有る。効きは良いのだがレゾナンスを上げると音量が若干下がる印象。

☆拡張性
波形RAMメモリー追加可能。標準0.5メガ〜最大3メガまで。
波形用ROMカード・スロット = 全SYシリーズ、RY-30の物が使用可能。
音色用ROMカード・スロット = SY77、TG77用の物をコンバート利用。

☆あなたにとっての長所
内蔵シーケンサーが私に合っていた。(グラフィック・ドット・鍵盤入力方式.....EOS等と同じ)
AFMの音はDSP音源に勝るとも劣らない!! マジ最高っすよ!!
プログレバンド「ロマンティック・ウォリアーズ」がこのAFMリードを好んで使用してた!
標準0.5メガだがサンプルを読み込める。しかもバックアップされる! (フラッシュで無く電池だけど)
本体でのサンプリングは出来ません・・あしからず。

☆あなたにとっての短所
そのあまりにも美しい音はKORGと共存出来なかった。(我が家では・・ですよ!)
・・っと某澁谷道玄坂楽器店(YAMAHAでは無い)の店員にぼやいた所、「EQ設定しなきゃ」と言われた(笑)
確かに・・・でも、「ズボラな私」には無理っす。(泣)

関係無いけど「YAMAHA澁谷店」って女性店員ばっかりですね、
以前解らないかなぁ〜と思いつつも「良いオルガンCD-ROM探しているんですけど、
バーバラ・デナーリンって良いですか?」と聞いたら・・メッチャ詳しいでやんの!

☆その他特記事項
宣伝文句は「教授の最新」だった。
昔、YAMAHA提供のエレクトーン演奏会番組(名前忘れた)のCM中、SYの宣伝が流れた!!
シンセの宣伝なんてやるんですね〜。見た方いらっしゃいますか?


EX5R

☆音源方式
PCM音源44.1kHz(Sampling可能) + DSP音源(VL、AN、FDSP) 

☆同時発音数
最大128ボイス (AWM126+DSP1〜2)

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
●音色の最小単位であるのがVOICEモード。
 2系統独立24種類のインサート・エフェクト+
 2系統独立マスター・エフェクト(リバーブ系12種、コーラス系17種)使用可能。

●VOICEを16パート分使用するPERFORMモード。(マルチティンバー・モード)
 最大8系統独立インサート・エフェクト + 2系統独立マスター・エフェクト使用可能。

しかし本体の信号処理を司る2基のDSPによる様々な規制があります。
VOICEモードについては規制はありませんが、PERFORMモードに問題有り!
●16パート全てにAWM(PCM)音源使用のVOICEが選ばれている場合は
 最大である8系統のインサート・エフェクト + 2系統マスター・エフェクトが使用できる。
●16パート中1つでもDSP音源(VL、AN、FDSP音源)が使用されている場合は
 2系統のインサート・エフェクト + 2系統マスター・エフェクトしか使用できない。

更に、PERFORMモードではインサート・エフェクトの細かい設定は出来ず、
「パートごとのオン・オフ」のみとなります。補足しますと・・・
「オン」になっているパートのVOICEは「インサート・エフェクトの設定ごと呼び出される」という事。
また、パート3で「オン」にして呼び出されたインサート・エフェクト設定をパート1.2等で使い回す・・
という事は出来ません。辛いっすね!

ちなみに、1パート以上インサート・エフェクトが使用「オン」になっている場合に、
DSP音源使用VOICEを選択すると「DSP resource full ! 」と表示され無視されます・・・(泣)

DSP関連の規制については「短所」も御覧下さい。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
16メガバイト、419ウェーブ内蔵。
プリセット1・2はベーシックな音色が各128 VOICEづつ配置され、
インターナル1・2ではテクノ系やその他奇抜なVOICEが各128づつ収録。
いままでの「YAMAHAイメージからの脱却」と開発者が発言しているだけの事はありまして、
YAMAHA的「美しさ」だけでなく「ただハイファイなだけでない太い音」が出ます。
VLシリーズと同じ「VL音源」はリアルなブラス系が素晴らしく、
AN-1Xに搭載されている者と同じ「AN音源」もパンチのあるコシの締った音を聴かせてくれ、
「FDSP音源」は高性能のDSPエフェクターとなっています。
私はピアノとAN音源系リード&ベースに愛を感じました。(笑)

☆エディットの自由度と可能性
●AWM音源-最大126ボイス
 SY-99からの流れを受け継ぎ、細かな設定が出来ます。
 フィルターはバリエーションはもちろん、効きも更に良くなっています。
 そしてポリ・ポルタメントも効くようになっています。
●AN音源-最大2ボイス
 アルゴリズムにはFMもあり、基本的にAN1Xと同等にいじれます。
 フィルターはAWM用とは違い、専用の「最高に良く効く」フィルターを装備。
 もちろんポルタメントもガシガシ効きます。
●VL音源-1ボイス
 残念ながら細かくエディットする事は出来ません。
 256種のすでに組み上げてある物理モデルを「波形のように選択する」という事です。
 ただ、物理構造がいじれないだけて、リップの位置や息の強弱等の設定はOK。
 ちなみに257〜272に「InitVL」という空白が有る・・将来的に音の追加が出来るのかな?
●FDSP音源-16ボイス
 これは独立した音源では無く、AWMの最大16ボイス分に対して使用する「エフェクト的」な機能です。
 ノイズ成分やFM変調感をかける事が出来、ベロシティーに反応して深さを変える事が出来ます。
●Sampling機能-最大126ボイス
 本体に標準1メガのRAM領域が有り、AKAI・AIFF・WAVフォーマットで読み込み可能。
 A-3000との互換は無し。だが、SY-99のサンプルは読めますよ!
 最小単位の「Sampl」をキー・マップ等組み合わせ「AWM波形」を作る事が出来ます。
 コピー、波形の接続、ノーマライズ、指定範囲コピー、もちろんループ等可能。
 ループ設定時は波形全体像と拡大図を同時に表示可。
 本体全面にある「KEYMAP」機能(ボタン有り)は簡易的にSamplやアルペジェーター音を組める物。

全パラーメーターは常に6本のノブにアサインされ、大型ディスプレイも手伝って環境良好です。

☆拡張性
●波形RAMメモリー追加可能。標準1メガで最大・・・
 SIMMにより64メガ、専用フラッシュメモリーで8メガ、合計73メガまで拡張可能。
●インディビジュアル・アウトボード(4アウト)か、
 デジタル・アウトプットボード(AES/EBU+ワードクロック・イン)のどちらかを搭載可能。
●SCSIインターフェイス 

☆あなたにとっての長所
この価格で126ボイス・サンブラーとAN、VL音源もついてくる!
シーケンス、アルペジェーター等、内部音源リサンプリングも出来る。

☆あなたにとっての短所
DSP処理規制に悩ませられる。
 マルチティンバー時、DSP音源は1パートしか使用できない。したがって、ANとVLを同時使用は無理。
 更に、DSP音源を使用するとインサート・エフェクトも2系統(1パート分)しか使用できない。
●せっかくAWMにもポルタメントが効くのにジッパーノイズ(段階)が目立ちすぎて使えない。
●SCSI転送速度が強烈に遅い。・・・YAMAHAにも確認したが現時点で精一杯だとの事。
 ちなみに45メガをZIPから転送すると30分かかる。フロッピーの2〜3倍程度でしかない・・。

☆その他特記事項
●AN音源なら2音まで、VL音源なら1音出るなら・・・AN1X(10音)相当の値段でVL 5音だせるのか?
 と、YAMAHAに聞いてみたところ・・・・「無理です。(笑)」
●今後DSPチップの追加は出来ないのですか?・・・「システムを組み替える事が出来ず、無理。」
 だそうだ・・・。


CS-10

☆音源方式
アナログ 2系統

☆同時発音数
1ボイス

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
------

☆内蔵波形、プリセットの傾向
------

☆エディットの自由度と可能性
------

☆拡張性
ほとんどなし
アナログのシ-ケンサ-用の外部入力がある
たぶんオクタ-ブ 10Volt

☆あなたにとっての長所
------

☆あなたにとっての短所
------

☆その他特記事項
------

☆投稿して下さった方


SY-85

☆音源方式
PCM(AWM2)

☆同時発音数
30ボイス

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
独立2系統ですが、ほとんどがDist>Revなどの組み合わせなので、
4種類使えなくもないですが、まったく話にならない組み合わせも
多いです。太鼓だけ音が遥か遠くに行ってしまうとか。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
アナログシンセ系、エレピが多めですが、幅広いと思います。
でも音は凄く細い。レゾナンスをかけるとさらに細くなります。
ちなみにレゾナンスはローパスフィルターにしか使えません。

☆エディットの自由度と可能性
当時としてはフィルターの種類が多いと思う。バンドパスFの逆の
奴(ノッチフィルター)が珍しいような・・・。自由度は、クセを
知って変態技を使えばれそなりに広いと思うのですが・・・。

☆拡張性
ほとんどなし。波形カードを刺すとポリ数が半分になる。外部からの
波形読み込み用メモリを搭載しているのに、波形FDはプロテクトがか
かっていて保存できない(電源OFFで消滅)。意味なし。

☆あなたにとっての長所
リズムトラックの高速打ち込みが可能。

☆あなたにとっての短所
テンキーがないので、3桁数値の入力が辛すぎる。ウリだった8本の
スライダーは最小変化単位128(パラメータにもよりますが)なので、
トラックエディット時などは使い物にならず。

☆その他特記事項
プリンセスプリンセスのキーボードの人が使ってましたね。
購入時に、向谷実氏の解説とSY85だけで作った曲のCDをもらいました。

☆投稿して下さった方


CS1x

☆音源方式
AWM2音源

☆同時発音数
32

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
3系統(リバーブ11種、コーラス11種、バリエーション43種)

☆内蔵波形、プリセットの傾向
シンセ系音色に強いが、生楽器系は弱い。
プリセットボイスはGM、XGをカバー。
パフォーマンス用ボイスはシンセ系が特に多いです。

☆エディットの自由度と可能性
波形からの合成ではなく、用意された音色を組み合わせるといった
エディット方法なのでどんな音でも作れるというわけではありませんが、
用意されているボイスエディット用音色がとにかくたくさんあるので
大体の事はどうにかなります。

☆拡張性
無いです(^^;

☆あなたにとっての長所
音色調整のコントロールツマミがあるので、ライブ本番でも
演奏しながら音の調整ができること。この辺がややアナログシンセ的。
効果音作りに非常に適していること。変な音、いっぱい用意してあります。
XG音源として使えるので、DTMするときにも大活躍!

☆あなたにとっての短所
ピアノの音が貧弱!(エディット次第で結構穴は埋められますが。)
オーケストラヒットが格好悪い(これもエディットかなぁ・・。)
フットペダルによるプログラムチェンジができない。
鍵盤がへこへこ(^^;

☆その他特記事項
XG音色の数は480ですが、その他にボイスエディット用に700程の
音色が用意されています。(かぶっている音は多いですが)
アルペジエーター機能搭載。テクノフレーズを作るのに適していると思います。
価格が安い!(定価で69,800円です。)
本体が軽い!(6キロ弱ぐらいです。)
ボディーカラーが青い!

☆投稿して下さった方


EOS B2000

☆音源方式
AWM2音源

☆同時発音数
64音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
リバーブ1系統12タイプ
コーラス1系統14タイプ
バリエーション1系統70タイプ
インサーション2系統43タイプ
イコライザー4タイプ

☆内蔵波形、プリセットの傾向
WAVEが豊富にあるっ!(^^)

☆エディットの自由度と可能性
かなり高いとおもいます。ただ、拡張性がかけていますね。

☆拡張性
ほとんどない。

☆あなたにとっての長所
XGのMIDIはすべてこれで聴けます。
あと、ダンス系なら勝てる機種はまずないでしょう。

☆あなたにとっての短所
持ち運びが非常に困難です。
スピーカーがなければもう少し安かったかもしれませんね。

☆その他特記事項
音色エディタは非常にわかりやすいですね。
初めてシンセサイザーを触る人なら、取っ付きやすいと思います。
サンプリング機能はあんまり使えないです。

☆投稿して下さった方


CS-70M

☆音源方式
アナログ

☆同時発音数
6音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
▼ENSEMBLE:いわゆる三相コーラスだがPOLYSIXに内蔵されているような、キメ細かいものではなく、
 安っぽいエレクトーンという言葉が連想される荒い感じのもの。
 キャンディーキャンディーの予告編に出てくる電子オルガンの音が再現出来る(つーか、そのもの)。
▼TREMOLO:いわゆるレスリーシミュレータ。
 SLOW/FASTの切り替え付き。結構使える。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
▼61鍵盤。
▼ノコギリ波▼矩形波(PW/PWM可)▼ノイズ
▼サイン波(これのみ、VCAから直に出る。

☆エディットの自由度と可能性
▼VCO→VCF→VCAが完全2系列で、各系列につき15個のプログラムボタンがある。
 1番〜15番までのボタンが横2列になって並んでいるので、
 1種類の音を呼び出すのに上下2個のボタンを押さなければならない。
 しかし、逆に考えれば、15個×15個の組合わせで瞬時にレイヤーが組めるとも言える。
▼すべてのパラメーターはパネル上のツマミで可変
 可能だが、すべてがプログラマブルではない。ポルタメント、
 デチューン、モジュレーションホイール用に独立装備さているLFO等が、これに当たる。
▼しかし、手の届く所でLFOスピードが即座に調節
 できるので、海賊やTHE SCOREをするにはとても便利。
 わんわんわんわわわわらわらわらららららビュ〜!って奴。
▼パネル上でマニュアル操作で音を作るときは、各系列がリンクしているのだが、
 一旦プログラムした後では、各系列ごとにエディットしなければならない。
 同じ様にエディットしたつもりでも、微妙に列間でズレが生じる。
 しかし、これがイイ味になる。
 特にレゾナンス強い目のブラスサウンドを作って片方の系列のカットオフやVCF-EGのデプス、
 ディケイ等をわずかにずらしてやるとエマーソンっぽいブラスになる。
▼600音のポリフォニックシーケンサー付き。
 しかし、電源を落とすとデータは消える(笑)。
▼ボリュームペダルで音量、ブリリアンス、モジュレーションの深さを調節できる。
▼アフタータッチで、モジュレーションをかけられる。
▼スプリットが任意の位置で出来る。アッパー、ロワー各2系統のままで実行できるが、
 その場合発音数が、2音/4音、もしくは4音/2音という風に分かれる。ユニゾンモードもある。

☆拡張性
▼トップノートをTRIGGER出力,CV出力できる。
▼ヤマハ自社規格のKEY CODEという入力端子が付いており、
 KEY CODE 出力端子を持つキーボード(同社SK-30、CP-35等)でコントロールする事ができる。
▼当然MIDI対応ではない。
▼ヤマハ自社規格の短冊状の磁気カードに音色をストックできるが今では入手不可能と思われる。
....よって”今”現実的な拡張性は皆無に等しい。

☆あなたにとっての長所
▼楽器としての存在感がある音。現実的に拡張性がなくても、十分単体で使える。
▼ブリリアンスや、サスティン(EGで言うリリース)のスライダーがリアルタイム用で付いているので、
 ブラス一つの音でも、多彩なバリエーションがすぐ出来る。

☆あなたにとっての短所
▼重い。でかい。MIDIが無い
 (某楽器店にオリジナルでMIDIインターフェイス作れませんか?と尋ねたら50万くらいかナと言われた。)
▼個人的には、パッド系にはあまり向いていないと思うが、それも、この楽器の個性のうち。

☆その他特記事項
▼FM音源が出るまでは、 80年代初頭のCASIOPEAの向谷氏のメインシンセだった。
 その音は、アルバム”MINT JAMS””PHOTOGRAPHS””JIVE JIVE””4×4”等で聞く事が出来ます。
▼TOTOの82年の来日ツアーにおいて、デビッドペイチの後ろに置いてあったのを確認したが、
 実際手で弾く事は無かった(ひょとしたらキーコードでコントロールしていたのか?
 それとも置いてあっただけか?)
▼あとは、COSMOSが使っていた位しか知らない。COSMOS自体が地味か?(笑)。
 今では松井慶子さんがアメリカで活動していますが。
▼YAMAHA最後のアナログシンセの割には活躍は地味だった。
 定価が75万というのが高すぎる。私は店頭展示品をTRIDENTもつけるから(笑)買ってよ!
 という事で10万で購入した。

☆投稿して下さった方


CS-30

☆音源方式
アナログ

☆同時発音数
1音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
エフェクト無し。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
ノコギリ波、矩形波(PW/PWM)、サイン波、ノイズ

☆エディットの自由度と可能性
▼2VCO,2VCF,2VCA,3EG,1LFO,
▼44KEY
▼8ステップのアナログシーケンサー付き
▼普通に2VCO→1VCF....という風にも出来るし完全2系統で違う音色を重ねて演奏できるし、
 設定によっては、SEQ→VCO1→VCF1→VCA1と、
 鍵盤→VCO2→VCF2→VCA2という演奏も出来る。そして、ステレオアウトに出来る。
▼考えて見れば、この時代から、ヤマハには、他社に見られる様な、
 完成したボイスを重ねて(レイヤーして)いくというのではなく、
 あくまでもパフォーマンの状態で一つの楽器の音と見なし、
 その構成要素となるボイスは、はっきりした分け目が無く、
 各パラメーターが有機的に結合するものだという概念があったのかもしれない。
▼コードによるパッチングは出来ないが、トグルスイッチでさまざまなルーティングが可能。
▼FILTERは、LPF、BPF、HPFから選べる。
▼レゾナンスは発振しない。
▼LFOのスピードをEGでコントロール出来る。
▼EG1とEG2については逆相EGが可能。
▼EG1はADSRではなく、INITIAL LEVEL,ATTACK LEVEL,ATTACK TIME,DECAY TIME,RELEASE TIMEから成る。
 SUSTAIN LEVELはハナっからゼロボルトと考え、
 負ボルト(INITIAL LEVEL)からアタックが発生する様になっている。
▼RING MODULATORつき。
▼VCO2→VCO1の変調が出来る。アナログFM音源(笑)。
▼EXT SIGNAL INからの外部オーディオをVCFに入力して加工できる。
▼ポルタメント
▼ピッチベンドはホイールではなくレバー式。
▼モジュレーション用ホイールがないので、LFOデプスのツマミを回しながらビブラートをかける。

☆拡張性
▼TRIGGER IN ,CV IN(Oct/Hz)
▼TRIGGER OUT ,CV OUT(Oct/Hz)
▼SEQ TRIGGER OUT ,SEQ CV OUT(Oct/Hz)
▼EXT SIGNAL IN

☆あなたにとっての長所
▼レゾナンスが発振しないので、音が上品。
▼一見何に使う目的なのか不明なパラメーターが有る事。
▼いろいろなルーティングが実験できる。
▼シーケンサーが単なる演奏だけでなく効果音にも使える。
▼TRIGGER IN ,CV INがあるので、今はKENTON PRO4を使ってシーケンサーでドライブさせている。

☆あなたにとっての短所
▼レゾナンスが発振しないので下世話な音が出ない。
▼音の太さではMOOGに勝てない(笑)。
▼ここ10年、ガリノイズがうるさい。

☆その他特記事項
▼はじめて買ったので思いで深い。
 アナログシンセの操作法をほぼ100%このシンセで学んだ。
 20年前、家にあったピアノを売って買ったほどだったが、最近中古で2万の値が付いているのが哀しかった。
▼プロで使っていたのは、こんなところ。
 向谷実(カシオペア)
  アルバム”MAKE UP CITY””CROSS POINT”
 松岡直也(NHKこちら600情報部シンセサイザー特集)
  ”夢のジャムセッション”
 松武秀樹
  アルバム”SPACE FANTASY”

☆投稿して下さった方


CS-01

☆音源方式
アナログ(?)

☆同時発音数
1音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
エフェクト無し。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
ノコギリ波、矩形波(PW/PWM)、サイン波、ノイズ

☆エディットの自由度と可能性
▼1VCO,1VCF,1VCA,1EG,1LFO,
▼32KEY(ミニ鍵盤)
▼ポルタメント(ツマミはグリッサンドの名称になっており、
 TIMEが短めだと、ポルタメントに、長ければグリッサンドになる。)
▼ピッチベンドはプラス方向にしかかけられず、しかも1オクターブ固定。
 しかし、2音ぐらいのベンディングが割と楽にできる。エエ感じのストローク感。
▼モジュレーション用ホイールは、LFOのデプスをオシレーターと
 フィルターへ(切り替えて)アサインできる。
▼スピーカーを内蔵しており、どこでも演奏できる。

☆拡張性
▼ストラップを付ける事ができる。
▼PHONE,LINE OUT端子
▼BREATH CONTROLLER端子
 CS-01は、YAMAHA初のBREATH CONTROLLER対応シンセ。
 フィルターのカットオフと、音量を同時にコントロールでき、それぞれ独立してデプスを調節できる。

☆あなたにとっての長所
▼なんといっても、BREATH CONTROLLERを使う事で、ウインドシンセに負けない、
 立派なソロ楽器として存在できる事。

☆あなたにとっての短所
▼レゾナンスがなぜか、HI/LOの2段切り替え。
▼BREATH CONTROLLERつないで弾いてたら、ピアニカみたいと言われた事。

☆その他特記事項
▼レゲエの人達にも人気があるらしい。
▼ボディーは、グレーが基本。限定モデルで、白バージョンと黒バージョンがある。
 私の所有しているのは白バージョン。
▼一見アナログなんだが、実は中味はデジタル、という話を聞いた事がある。
▼今でも、深町純氏がレコーディングに、ライブに愛用しているソロシンセ。
 もちろん、ブレスコントローラーバリバリ。
 昔は、ムーグをトーキングボックスをつないでやってたんですが、CS-01が出てから、すっかりこちらに移行した様です。

☆投稿して下さった方


CS-10

☆音源方式
アナログ

☆同時発音数
1音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
エフェクト無し。

☆内蔵波形、プリセットの傾向
ノコギリ波、矩形波(PW/PWM)、ノイズ

☆エディットの自由度と可能性
▼1VCO,1VCF,1VCA,2EG,1LFO,
▼37KEY
▼VCF用EGはADSRではなく、INITIAL LEVEL,ATTACK LEVEL,
 ATTACK TIME,DECAY TIME,RELEASE TIMEから成る。
▼VCA用EGは、 ADSR式。
▼複雑なパッチは出来ないが、SINGLE TRIGGER/MULTI TRIGGERの切り替えが付いている所なんか、
 やはり楽器としての基本性能を優先させている印象が強い。
▼ピッチベンドはレバー式。しかも、スプリングが入っていない。
▼ポルタメント

☆拡張性
▼TRIGGER IN ,CV IN(Oct/Hz)
▼TRIGGER OUT ,CV OUT(Oct/Hz)
▼EXT SIGNAL IN (外部信号をフィルターに入れる事ができる。)

☆あなたにとっての長所
▼楽器店で、生まれて初めて触って、その場でぶっ通し4時間触り続けたシンセ、という思い出がある(笑)。
▼EXT SIGNAL IN でだいぶ遊べる。

☆あなたにとっての短所
▼レゾナンスが発振しない(ヤマハのアナログはすべて発振しない。)

☆その他特記事項
▼80年代初頭、10万以下(といっても8万から9万はした)入門用シンセといえば、
 ROLAND SH-2、KORG MS-10、そして、YAMAHA CS-10といった所なのでした。
 当然、すべてモノフォニック。
▼プロで使っていたのは、こんな所
松岡直也(NHKこちら600情報部シンセサイザー特集)
 ”夢のジャムセッション”
松武秀樹
 アルバム”SPACE FANTASY”
 ひょっとしたら、LOGIC SYSTEMで使っていたかもしれない。

☆投稿して下さった方


DX7IIFD

☆音源方式
6オペレータ32アルゴリズムFM音源

☆同時発音数
16音

☆内蔵エフェクトの性能と傾向
エフェクトではないだろうがLFOによるPANや、音程を微妙にずらしてのコーラス効果、
2系統の音を使用することなどが可能。

☆内蔵波形、プリセットの傾向

☆エディットの自由度と可能性
非常に自由度が高いが、それが難しさを増している。だが、慣れれば楽しい。

☆拡張性
ROMカードやRAMカードの他に拡張ボード(?)等の手段もあるらしい。
またIIFDはその名の通りFD(2DD)に内部・外部データを保存可能。

☆あなたにとっての長所
エレキピアノはさすがに絶品!この音はいつも側に置きたい。
また、アナログのような音もだせる(と個人的には思っている)。

☆あなたにとっての短所
なかなか金属的な音から抜け出せないこと。しかし、これはFMの個性と言えると思う。
あとベロシティが低いこと。DX7IIをマスターキーボードに使用するときは要注意!!(DX7は知らない)

☆その他特記事項
FM系の音づくりは血と汗と涙の結晶です(笑)(でもほんと)。

☆投稿して下さった方


Back